地球のために
クライメートポジティブへの道
オーストリアの氷河の溶解、日本の予測不能な降雨、カリフォルニアのリゾートでの火災など、気候変動の兆候は明らかです。気候変動は、私たちのビジネスの運営、山間部のコミュニティへの影響、そして私たちのアウトドア体験にも影響を及ぼします。未来のライダーの雪と地球を守るために、私たちは今日、大胆な行動を起こす必要があります。
私たちは、クライメートポジティブへの道筋として、3つの重要なマイルストーンを定義しました。科学的根拠に基づく目標に沿った排出量の削減、自力で削減できない排出量の相殺、そして、気候変動を構造レベルで変えられるクライメートポジティブ政策の提唱です。
これは新しい取り組みではありません。Burtonは長年、二酸化炭素の削減と気候変動に関する政策提言に取り組んできました。しかし、私たちは最新の科学に耳を傾け、気候変動へのコミットメントを倍増させ、施設、オペレーション、サプライチェーン全体に脱炭素の取り組みを広げています。2025年までに、Burtonの目標は、排出量を削減し、年間排出量を上回る温室効果ガス(GHG)を相殺することで、気候変動にポジティブになることです。カーボン・ニュートラルのさらにその上を行くものと考えてください。
私たちは気候の危機を目の当たりにし、従来のビジネスは変化を求められています。私たちにとって、クライメートポジティブは単なる始まりにすぎません。
地球のために
温室効果ガス相殺の取り組みのトラッキング
私たちがもたらすインパクトをどう測っていくか
私たちが二酸化炭素の排出量を削減し、排出量以上の相殺ができているのか確認するため、年間の排出量を測定します。2017年以降、Burton本社や フラッグシップストアなどの所有・賃貸施設で発生するすべての排出量(またはスコープ1&2排出量)を測定し、その削減活動を毎年報告しています。さらにハードグッズのエンジニアは、ライフサイクル分析を用いて、ハードグッズのカーボンフットプリントを推定しています。
しかし、全体像を把握するためには、それ以外のものに関連する排出量、つまりスコープ3(事業活動に関係するあらゆるサプライヤーからの温室効果ガス)排出量を測定する必要があります。排出量の大半は、製品の製造と輸送に由来しています。その中には、原材料の投入、生産工程、店舗やお客様へお届けするギアの発送なども含まれます。2021年、私たちはカーボンフットプリントとサプライチェーン排出量の包括的な測定を完了しました。この分析は、温室効果ガスの専門家によって検証され、当社の長期的な削減目標のベースラインとして機能します。
科学的根拠に基づいた私たちの目標
2021年には、パリ協定とIPCC報告書に基づき、当社の全事業とサプライチェーン全体(スコープ1、2、3)を対象とした削減目標を設定しました。私たちの目標は、世界の気温上昇を1.5度に抑え、気候変動の最悪の影響を防ぐために必要な科学的提言を上回るものです。2030年までに、Burtonの施設や事業所からの絶対的な排出量を42%削減し(スコープ1&2)、利益1ドルあたりのサプライチェーンの排出量を2020年を基準に55%削減する(スコープ3)ことを約束します。
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排出量の削減
科学的根拠に基づく目標に沿って、温室効果ガス排出量を削減する。
システムレベルの変革を提唱する
私たちが気にかけているように、個々の企業としての影響力だけでは、気候危機を解決することはできません。有意義な変化をもたらすために、より大きなコミュニティの力を借りる必要があるのです。私たちは、個人の行動を奨励し、これまでも、そしてこれからも、見本となるような行動をとっていきます。2019年、Burtonは「Global Climate Strike」に参加し、1日事業を停止して気候変動対策を支持する声をあげました。私たちは、Protect Our Winters(POW)やCeres Business for Innovative Climate and Energy Policy(BICEP)などの気候活動家、業界団体、支援団体と協力し、世界中で気候に配慮した政策を提唱し、システムレベルの変化を促進しています。Burtonは、OIA Climate Action Corpsの創設メンバーとして、GHGフットプリント全体の測定、目標設定による計画、長期的な排出量削減、毎年進捗状況の公開を行う集団的なアクションに取り組みました。